弓道場の最低限のルール

日本全国の弓道場について

弓道場は日本全国にあります。公共施設を兼ねている道場もあれば、個人道場もあり、設備や月謝などはさまざまです。ここでは、全国の弓道場の情報をまとめてご紹介します。

弓道場は全国にどのぐらいある?

全日本弓道連盟(以下、全弓連)には、全国の弓道場が公営・私営を含めて1,186箇所登録されています。北は北海道から南は沖縄まで、まさに日本全国に弓道場があるのです。各都道府県によって弓道場の数は異なりますが、やはり都市部には数が集中しています。例えば東京都内には、約60箇所の弓道場があります。

弓道場の設備

審査の会場となるような公営の弓道場では、以下のような設備を備えています。

1:射場(しゃじょう)

射を行う場所。板の間になっており、広めのスペースが取られています。

2:審判席(しんぱんせき)

審判や主賓のための席スペース。

3:矢道(やみち)

射場から的場まで、矢が飛ぶ空間。危険なので、原則として進入禁止です。

4:的場(まとば)

安土が築かれ、的が置かれています。的の数は弓道場の広さによって異なります。

5:矢取り道(やとりみち)

射場と的場を行き来するための通り道。行射中は立ち入らないようにします。

6:矢よけ

矢が施設外へ飛ばないようにするための網や板でできた設備。

7:観客席

大きな弓道場では、矢道の横に観客席があり行射を観覧できるようになっています。フラッシュ撮影や大きな声での応援は禁止。行射中は私語を慎むのがマナーです。

8:看的所(かんてきじょ)

矢のあたり・はずれを判定する担当者や、行射後の矢取り担当者が待機する場所。備品置き場も兼ねています。

9:幕

的場全面を飾る幕。安土上部を矢から保護する役目もあります。

1~6までの設備は基本的にどの弓道場にも備えられています。個人道場では、審判席が休憩スペースや来賓席を兼ねていることも多いようです。また、的数も道場規模による差が大きく、例えば東京武道館の弓道場のような大規模な場所では、近的では一度に12人で射を行うこともできるほどです。上記のほか、夜間でも射が行いやすいよう投光器や、巻藁を常設した巻藁室を備えた弓道場もあります。

弓道場に通いたいと思ったら

いざ弓道を始めてみたいと思っても、どうしたらいいのかわからないという人が多いようです。弓道を始めるには、いくつかの方法があります。

①市区町村で開催される公開講座に参加する

「初心者向け弓道教室」「弓道体験教室」といった形で、地域の住民などを対象に弓道教室が開催されることがあります。専用の道具は必要なく、気軽に弓道を体験できるのが魅力です。教室体験後、地域の弓道場や先生を紹介してもらえることもあります。

②自分で弓道場を探す

居住地域の広報誌やインターネットなどを使い、自分で弓道場を探し入会するという方法もあります。ただし、いきなり弓道場へ行っても入会受付をしてもらえないことがあるので、事前に電話で問い合わせることをおすすめします。実際に通っている人の口コミやインターネット上の書き込みを参考に、自分に合いそうな弓道場を探すことができます。

③全弓連に紹介してもらう

全弓連のホームページには、弓道に関するさまざまな相談を受け付ける問い合わせ先が載っています。弓道を始めたい人に、近くの弓道場や体育館を紹介してくれるのです。とりあえず見学をしたい、という場合でも相談可能です。

道場以外の団体はあるの?

公営・私営の弓道場のほか、地域のスポーツセンターやスポーツ協会にて弓道体験をすることができます。この場合、会場となる弓道場に入会するというわけではなく、あくまでも体験教室だけの参加です。また、近年では和風テーマパークや民間スポーツクラブでも初心者向け弓道体験教室を開催するところが増えています。まとめると、弓道ができる道場以外の団体は以下となります。

・地域のスポーツセンターおよびスポーツ協会
・和風テーマパーク
・民間スポーツクラブ

弓道を始めるにはどれくらいの費用がかかる?

弓道の月謝は、5,000~7,000円が相場とされています。道場にもよりますが、公営の方が比較的月謝が安く、個人の方が高めの傾向にあるといえるでしょう。ただし、弓道は他の習い事のように「月謝を払って毎月決まった日時の稽古に通う」というスタイルは主流ではありません。多くの弓道場では、道場の開いている時間に自主的に稽古に行くのが基本です。つまり、決まった回数の稽古に対して月謝を支払うというよりも、毎月道場を使用させてもらうために月謝を納めるという考え方の方が実態に即しているのです。

弓道の場合は、ほかのスポーツほど道具の消耗が早くないため、道具の管理・維持にも毎月さほどお金はかかりません。例えば、テニスや卓球ではラケットのガットやラバーを定期的に張り替えるのにお金がかかります。サッカーや野球では靴下やシューズ、ボールは磨耗や破損が多く生じ、買い替えの必要があります。しかし、弓道の場合は一度購入した弓矢、かけ(ゆがけ)、足袋などは長期的に使用できます。毎月のように買い換えるといったことがないため、月々の費用は抑えられるのです。

まとめ

日常生活ではあまりなじみがなく、敷居が高く感じられる弓道ですが、全国に道場がある身近なスポーツであることを知って頂けたでしょうか?初心者教室では道具一式を借りることもできます。弓道は意外と気軽に始められるスポーツなのです。ただし、気をつけたいのは、「弓道は未経験者が道具を揃えただけでいきなり始められるものではない」ということです。

弓道は必ずきちんとした指導者のもとで練習を始めることが大切です。射法八節の正しい姿勢や礼儀作法、射場でのマナー・ルールなどは、未経験者一人では身に付けられません。弓道を始めたいと思ったら、ぜひ近くの弓道協会や連盟、全弓連などに問い合わせてみましょう。近くの道場や弓道教室を紹介してもらうことができます。

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